折丁(見返し・本文)を重ね、中央を糸でしっかりと縫製する製本方法です。
のど元まで美しく開くため、見開きのデザインや図版の多い冊子に適しており、耐久性にも優れています。
抜き加工や観音折などの特殊ページにも柔軟に対応できるのが特長です。
弊社ではこの中ミシン綴じを主力製本方式の一つとして位置づけており、長年にわたる製造実績と技術改良の蓄積があります。
弊社の中ミシンの特徴は、他社様ですと1本糸で綴じる仕様が主流ですが、弊社では、上糸と下糸の2本で綴じる仕様になっております。
そのため、糸抜けの心配がなく、より耐久性に優れ、高品質な商品に仕上がります。
量産向けの機械縫製はもちろん、少部数や特注仕様には手縫いによる中ミシン綴じも対応可能です。
絵本やアートブック、写真集、大型本など、さまざまな用途・仕様に合わせた製本をご提供いたします。
折丁を一折ずつ順番に糸でかがり合わせていく、伝統的で信頼性の高い製本方式です。
中ミシン綴じでは対応が難しい、ページ数の多い冊子や書籍に適しています。
糸による綴じのため、アジロ綴じや無線綴じに比べて強度が高く、長期保存に向いているのが特長です。
ハードカバー製本や上製本との相性も良く、背割れしにくく開きやすい仕上がりになります。
CD・DVD付ブック
本の見返し部分に、CDやDVDを収納するための紙製やPP製のポケットを貼り付けます。写真集や作品集、
アーティストブックでよく用いられます。
構造上、弊社が保有するバインダーの種類のみ製造が可能な製品になりますので、弊社の強みの1つでもあります。
大きなサイズで視認性が高く、迫力ある表現ができる本です。
読み聞かせや展示用途に適しており、幼稚園や図書館、イベント用の販促本として多く採用されています。
製造には高精度な特殊機械と熟練の手作業を組み合わせて対応しており、1冊ごとに丁寧に仕上げられるのが特長です。
※中ミシン綴じのみの仕様になります。
ポストカードブックは、複数のポストカード(絵葉書)が冊子状に綴じられた製品です。
切り離して1枚1枚切り離して、ポストカードとして使用出来るようになっています。
美しいイラストや写真が多いので、切り離さずにそのまま鑑賞用として楽しむことも出来ます。
最近では、アニメやゲームを題材にしたポストカードブックが増えているので、ファンの間ではとても人気があり、
需要が急増している製品です。
製造には、「天のり片くるみ製法」を取り入れております。
本文の背中部分を、刷毛を用いて、糊付けして綴じていきます。その後、表紙と合体する際は、
背には糊付けしないためポストカードを1枚ずつはがしやすいのが特徴です。